例題 1 · 地学・水循環と地球環境
理科 · 雨水の通り道
雨水はどこへ行く?浸透・流域・帯水層を公園の地図で考えよう
編集:ひと息遊戯・ひと息学び 運営 · 公開日: · 編集方針
雨上がりの公園で、水たまりの水が減っていました。その水は全部、すぐに地下水になったのでしょうか。地面に入ることと、その後どこへ移るかは分けて考える必要があります。
前提記事で扱う水の状態を出発点にします。ここでは液体の水の通り道を追います。「動き・範囲・地層」のどれを問うかを見分け、見えない地下の状態を地表だけから決めつけない練習をしましょう。
1.浸透は「地面へ入る動き」
雨水が地面の中へ入ることを浸透といいます。地表を流れる流出とは通り道が違います。入った水には浅い土の中に残るものも、さらに深く進むものもあります。地面に入った瞬間、すべてが帯水層を補給するわけではありません。
第1例題では、この動きの名前を選びます。蒸発は水が水蒸気になる変化、凝結は水蒸気が液体になる変化です。水たまりが減ったという観察だけで、浸透した量を決めることはできません。
2.流域は「ある川へ水が集まる範囲」
公園の地図を想像しましょう。丘のこちら側の斜面を流れ下る水は小川Aへ、向こう側では小川Bへ向かうと地図に示されています。Aへ水が集まる側はAの流域に含まれます。流域は川の水面だけでなく、水を集める土地の範囲を指します。
その表面の流れを分ける境界が分水界です。第2例題は範囲を問うので答えは流域。境界そのものや河口だけではありません。この地図は地表の流れの説明で、地下水の通り道まで同じ境界になるとは決めていません。
3.帯水層は「水を蓄え、通す地層」
同じ架空の公園の地下に、すき間が水で満たされ、それらがつながって水を通す砂や砂利の地層があるとします。これは帯水層の例です。空隙とは粒の間や岩石の中のすき間、透水性とは水の通りやすさです。地下に大きな空洞の湖を想像する必要はありません。
第3例題では蓄えることと通すことの両方を確認します。すき間があるという情報だけでは、水が通りやすいとは限りません。断層や分水界という名前だけでも、帯水層の条件を満たすとは判断できません。
4.公園の説明を3つの問いに分ける
花壇の土へ雨水が入る場面なら「どんな動き?」に浸透と答えます。小川Aへ水を集める土地を囲むなら「どの範囲?」に流域。水を蓄え通すと条件を与えられた地下の地層なら「どんな地層?」に帯水層です。この順に公園を説明し直してみましょう。
3例題も同じ順で解き、各問が何を求めるかを先に決めましょう。それから、他の選択肢がなぜその問いへの答えにならないか説明してください。次は雨の量と雲を扱う関連記事で、通り道を追う前の雨の量を、深さと体積に分けて読みましょう。
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例題 2 · 地学・水循環と地球環境
ある河川へ水が集まる範囲は?
答えと解説を読む
例題 3 · 地学・水循環と地球環境
地下水を通し蓄えられる地層は?
答えと解説を読む
正解:帯水層
つながった空隙があり透水性を持つ地層です。空隙は岩石や堆積物の中のすき間、透水性は水が通り抜けやすい性質です。すき間に水を蓄えることと、すき間がつながって水を通すことを分けて比べます。
この例題の出典
- 参照先:opentextbc.ca出典確認日:2026-10-03, 2026-10-06
この特集の出典
- 参照先:oceanservice.noaa.gov
出典確認日:2026-11-04
- 参照先:www.usgs.gov
出典確認日:2026-11-04
- 参照先:www.usgs.gov
出典確認日:2026-11-04
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